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「人は石垣、人は城」戦国時代の武田信玄の言葉です。不況時代になって久しい今こそ、この言葉をしっかりと思い出したいものです。
企業が組織でなりたっているのは、重々承知のはずです。その組織を構成するのは人です。組織を構成する人のこころが健康であればこそ、組織の活性化ができるのです。これまで新人教育に始まって、管理職教育、海外研修などの知識教育をしたり、制度の改革など、組織の活性化に役立つと思われる方法はたくさん行われてきました。
しかし、活性化にもっとも役立つと思われる組織メンバーの精神健康増進は手つかずのままです。同じ仕事でも「よし、やろう」と思うのと、「命令されたからやらねば」とでは、仕事のスピードにもでき具合にも大きな差がでます。もちろん「やる気」が大切ということはわかっていますが、一般的にはハッパをかけたり、圧力をかけて、やる気を出させるようにしてきたのが現状です。
やる気を無理にしぼり出そうとすると、悪循環になります。本当に大切なのは「やる気を自ら湧きださせる方法」なのです。そのために、なにより良い方法は、組織を支える人のこころを健康にすることなのです。こころの健康度が増した結果として、やる気がでてきたり、うっかりミスによる事故を防ぐことができます(下図参照)。
多くの人々は、日常の生活の中で「こころの健康いまいち」状態が続いています。いまいち状態では「仕方がないから仕事をするか」となるのも無理はありません。仮に2〜3割のメンバーが、こころが健康でやる気を出していても、残りの大多数がやる気がないのであれば、結果的にこころが健康な人の足を引っぱってしまいます。のみならず、こころが健康な人までをも不健康にしてしまう可能性もあります。企業をいかに活性化させるかは、「こころの体操」などをとりいれ、こころの健康度が高い社員をいかに増やすかにかかっています。
構成メンバーのこころの健康度を増して行くのは長い時間がかかります。しかし、「急がば回れ」のことわざがあるように、それが一番の早道なのです。
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